2021年版 マレーシア建設許可申請の進め方 官庁申請の流れと注意点

7月 14, 2021

authority-submission-procedure-in-malaysia
コンテンツ

マレーシア建設許可申請にどの程度の期間を要するのか?」

「建設のための官庁申請手続き、全体の流れがわからない

そんな疑問や不安をお持ちではありませんでしょうか?

建設プロジェクト立ち上げを行うプロジェクト担当者様に向け、マレーシア建設許可申請の進め方、官庁申請の流れと注意点をまとめております。

本記事は、マレーシア・クアラルンプールで建設コンサルタントとしてプロジェクトマネジメント、コンストラクションマネジメントを提供し、企業様のアセアン進出・事業拡大を支援するPlus PM Consultant Sdn. Bhd.が作成したものです。

建設プロジェクトに関する許認可の概要

施設建設の許認可は、施設所在地の地方自治体(Local Council)で行います。

通常、アーキテクト(建築士)やコンサルタントによって、開発申請DO(Development Order)、建築申請BP(Building Plan)を行います。同時にアーキテクト配下の各エンジニアが公共サービスの使用許可申請も所轄官庁、消防局、水道局、排水・灌漑局、衛生局、下水処理公社、電力会社、電話会社などへ申請・協議を行います。

各省庁の承認を取得したあと、アーキテクトは日本でいう建築確認済証(以下:CF または CCC)をアーキテクトの責任のもと発行します。CF または CCCは、建築主に渡され、ビジネスライセンスや製造ライセンスを取得するため、各省庁へ提出します。

このことから、CF または CCCなどさまざまな許認可の起点となり、重要な官庁書類であることがわかります。

マレーシア建設許認可申請の概略フロー

Authority submission procedure in malaysia
2021年版 マレーシア建設許可申請の進め方 官庁申請の流れと注意点 3

CFとは?CCCとは?

CF・CCCは、マレーシアにおける建築確認済証です。2007年4月以降、地方自治体が発行していいたCFは、アーキテクトが発行するCCCに移行しています。

〔CFとは?〕

Certificate of Fitnessの略になります。申請資格者であるアーキテクトがマレーシアの建築条例LAWS OF MALAYSIA UNIFORM BUILDING BY-LAWSの下で申請書類を作成し、地方自治体が発行する建築確認済証のことです。2007年4月以降、CCCに移行しています。

〔CCC とは?〕

Certificate of Completion and Complianceの略になります。2007年4月12日より、地方自治体によるCFはアーキテクトやコンサルタントが、検査・確認を実施し発行するCCCに移行しました。この移行の目的は、申請システムの効率を向上させるために行われました。

各諸官庁の承認後、アーキテクトなど専門家による自己証明により、CCCは発行されます。 CCCに関して、地方自治体は責任を負いません。すべてアーキテクトの責任となります。

ビジネスライセンスとサインボードライセンス

ビジネスライセンスは、事業に適した建物でその事業が行われるかを確認するものです。ビジネスライセンス、サインボードライセンスの申請窓口も地方自治体となります。

CCC および消防局などの許認可が下りたら、申請し認可を得ます。工場などの場合、CCCや製造ライセンス、消防局、DOE、州政府など、各所轄官庁の許認可のすべてを確認後、認可が下りライセンスが発行されます。

サインボードライセンスは、社名表記の看板のデザイン・仕様、設置場所について認可を求めるものである。サインボードライセンスは、ビジネスライセンスに必要な書類の一つとなるため同時並行で進められるのが一般的です。

ビジネスライセンスの申請時には各種会社フォームや建物の入り口や受付の写真、お店の看板、賃貸契約書などを添付して申請します。ビジネスライセンスの有効期間は通常1年間で、1年ごとに更新が必要となります。ライセンス料は地域や事業内容により異なります。

許認可申請はどのくらい?注意点は?

マレーシアの許認可に必要な期間は、各州、地域、用途・規模により異なるので一概に語る事は難しいのが実情です。ざっくりとお伝えすると、

「事前協議・開発申請DO 3~6か月 + 建築申請BP 3か月」 と想定することを推奨しています。

また地域によってはインフラ設備(電機、水道、ガス、電話など)が整備されておらず、申請・インフラ工事に膨大な期間がかかってしまう場合もあります。

事業の立ち上げから、事業の稼働までの全体スケジュールを作成し、プロジェクト関係者からの情報を常にアップデートすることで手戻りや不測による遅延を防ぐことになります。

特に、アーキテクトまかせのスケジュールの管理は、遅れがちになる可能性が高く注意が必要です。行政の手続きが遅れている原因の責任はだれか、あとどのくらい期間が必要なのか、どのような流れで許認可申請を行うのか、事業主側が把握することが重要です。

Plus PM Consultantが作成する、各プロジェクト関係者の許認可を含めたプロジェクトスケジュール
マレーシア建設許認可申請_authority submission proceedure in malaysia
2021年版 マレーシア建設許可申請の進め方 官庁申請の流れと注意点 4

Plus PM Consultant Sdn. Bhd.は、プロジェクト特性を把握し、各プロジェクト関係者や行政諸官庁の申請に係る期間をすべてプロジェクト立ち上げ時に記載しコントロールすることで、スケジュールの遅延を防止します。

結論、まとめ

  • 施設建設の許認可は、施設所在地の地方自治体(Local Council)で行う
  • 各諸官庁の承認後、アーキテクトなど専門家による自己証明により、CCCは発行される
  • CCCに関して、地方自治体は責任を負いません。すべてアーキテクトの責任
  • 「事前協議・開発申請DO 3~6か月 + 建築申請BP 3か月」 
  • 建設許認可申請、官庁申請のスケジュールについては、プロジェクト立ち上げ時に検討すること

マレーシア、ASEANにおいて建設投資をご検討中の皆様へ、
Plus PM Consultant Sdn. Bhd.は建設コンサルタントとしてコンストラクションマネジメントの手法を用いてプロジェクトマネジメントさせて頂きます。
工場建設、倉庫建設、コンドミニアム建設、ホテル等、あらゆる建設事業に対応します。建設だけに限らす、建設投資全般に関する建設コンサルタント業務を提供しております。ぜひ、ご相談ください。

本記事はPlus PM Consultant Sdn. Bhd.がマレーシア現地の取材、および以下参考・参照の情報をもとに作成しています。
当サイトのコンテンツや記事において、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、記載内容について必ずしも正確性を保証するものではありません。無断転載は禁止いたします。 

≫引用・参考・参照

記事をシェアする

Share on facebook
Share on twitter
Share on linkedin
Share on whatsapp