複合施設の建築検査

11月 19, 2015

現在、来年完成予定のショッピングモール内にスーパーマーケットを作るプロジェクトがあり、弊社がProject Managementを行っています。

このショッピングモールは下層階がショッピングモール、上層階がレジデンスという複合施設で、マレーシアではよく見られる開発案件の一つです。

デベロッパーサイドと建築中の現場を確認しながら設計を進めているのですが、現場の状況を見ると、下層の商業施設は予定通り何とか完成しそうなのですが上層階のレジデンス層は完成までまだ一年近くかかりそうです。
日本の感覚でみたら、構造が一体の為、仮使用とはいえ上層階が完成するまで商業系テナント工事の乗り込みや、まして商業施設のオープンなどありえません。

しかし、こちらでは、このような複合施設が建設途中でオープンしているケースをよく見かけます。
消防条件を満たし、アーキテクトの責任で安全である旨の資料を提出すれば、上下構造体として連続してようがいまいが役所検査を行い、施設をオープンする事が可能なのです。

当初、我々のプロジェクトの工事はまだまだ先と考えていたのですが、デベロッパーとしては建物全体が完成しようがいまいが、テナントを早く入れ、賃料を稼ぎ、プロジェクトの予算不足を補うという目論見である事が伺えました。

日本企業が考えるよりローカルのデベロッパーは遥かに自転車操業なのです。

プラスPMは、ローカルデベロッパー案件を含む、各種コンストラクションマネジメントを中心に、日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
We are proud to support our clients through the Factory project, Commercial project, Condominium project and other project of Construction Management at over ASEAN area. *マレーシア:設計基準 デベロッパー 商業施設 工場 コンドミニアム

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