マレーシア日本人商工会議所様よりインタビューの機会をいただきました。JACTIM広報委員会 突撃インタビュー

2月 26, 2021

WEB Meeting interview

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当社Plus PM Consultant Sdn.Bhd.は、マレーシア日本人商工会議所JACTIM(The Japanese Chamber of trade & Industry, Malaysia)広報委員会 様よりインタビューの機会をいただきました。

インタビューのテーマは“これまでの実績や日本とマレーシアの建設業界の違いや特徴”についてです。

記事については、JACTIM会報2021年2月発刊・155号へ掲載いただきました。インタビュー全文の詳細は、以下より見ることが出来ます。

JACTIM広報委員会 突撃インタビューとは?

“JACTIM機関誌「会報」や「会報デジタル版」では、JACTIM活動の報告や役立つ情報を満載しています。その連載記事の一つである“突撃インタビュー”では、当地域の様々なトレンドを紹介すべく、JACTIM広報委員が話題の人物や会社を訪れて取材を行っています。“

引用:JACTIM広報委員会  突撃レポート – JACTIM

突撃インタビュー記事抜粋

-マレーシア(アセアン)へ進出したきっかけ(経緯)を教えて下さい。

弊社代表の木村が日本のマーケットに限界を感じ、海外に目を向けたのがきっかけです。ASEAN市場がGDP成長率の伸張が著しく、進出を検討していた同時期に某大手小売メーカー様がASEANで展開するお手伝いをした事が一つのきっかけとなりました。その後、マレーシアでのお話を頂きマレーシア進出に繋がりました。

-御社(Plus PM Consultant Sdn.Bhd.)ならではの強み(ローカル競合他社との違いなど)を教えてください。

日系企業がマレーシア及びASEANに進出する際にお手伝いしており、お客様の8-9割が日系企業です。マレーシアでどうやって建設プロジェクトを進めたら良いかわからない不安、法規・政府要請等の専門用語を日本語でサポートできることは、お客様に対し安心感を提供できていると思います。

また弊社は、設計会社でもなく、ゼネコンでもなく、利益相反の無い第三者性を確保しているプロジェクトマネジメントコンサルタント(PMC)です。ですから設計者やゼネコンに対し、徹底してお客様側に立ったご支援が可能です。

競合となる日系企業のPMCはマレーシアにはいません。ローカルの競合はPMCというよりも設計会社になります。一方で、欧米系PMCは大手がたくさんいるので、日々サービスをカイゼンし、非日系企業へもマーケットを拡大していきたいと考えています。

-仕事を進める上で日本とマレーシア(アセアン)の違いや、それぞれのメリット・デメリットなどを教えて下さい。

日本とマレーシア・海外の違いは、「建設の文化」です。たとえば、日本はゼネコンの存在感が強く、そのサービスは至れり尽くせりで本当に素晴らしいと感じています。世界的に見ても日本のようなゼネコンはいないのではないでしょうか。日系ゼネコンは社内に設計部隊を持ち、お客様のプロジェクトをゼロからサポートし、設計施工でプロジェクトを獲得できる強みがあります。


しかし、海外では、ゼネコンへは施工のみを発注することが一般的です。また施工についても、発注者は利害が発生するゼネコンを信用しない文化の為、PMCもしくは設計会社を代理人として活用し、徹底的に確認・管理をしていきます。


日系のゼネコンは品質・スケジュール・安全管理がしっかりしています。しかし、その素晴らしいサービスを提供するための管理コストがその分高くなるため、お客様からは主にコストコントロールを求められます。一方で、マレーシアのローカルゼネコンのメリットは建設コストが安いという事です。その反面、日系ゼネコンと比べた場合、低品質、スケジュール遅延、追加請求、安全管理等のリスクをお客様が背負うことになり、そのリスクの回避をお客様から求められます。


日系ゼネコンとローカルゼネコンのメリット・デメリットを理解し、お客様の要望に応えるため、そのデメリットをいかに管理しリスクを最小限に抑えるか、メリットを最大限に活かしさらなる効果を生み出すためにどのようにマネジメントを行うか。この点において、弊社のサービスは、他社にはない価値の一つであると考えています。

-現在及び今後のマレーシア建設事情をどのように考えているか教えて下さい。

日系企業のマレーシアに対する投資は2020年、新規投資が8~9割見送り・中止となり、激減しました。しかしながら、全くプロジェクトがなくなったわけではなく、新規は少ないものの、マレーシアに既に進出している企業が次の展開を検討されています。

また、欧米企業の医療・医療機器系、電子電機系は積極的にマレーシアに展開しているので、そちらをターゲットに営業しています。建設投資は全体的に下がっているものの投資自体が無くなっているわけではありません。2021年の経済について、某銀行のマレーシアの見通しはGDP成長率7%程度と目論見を立てているところもあります。

また、MIDAからも、2021年は投資が医療系・電子電機系を中心に新規投資が増加し、2019年の状況まで回復する見込みだと聞きました。マレーシア経済については、まだまだ注視していかないといけませんが、期待をもって営業活動を行っていこうと思っています。

またASEANでの動きについては、コロナ禍の影響をあまり受けず、今年随一の成長が見込まれるベトナムに注力したいと考えています。



最後に、この度は、マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)広報委員会編集委員の 皆様には大変お忙しい中、取材機会をいただきましたこと感謝申し上げます。

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