反グローバルモール

KLの高級住宅街 モンテキアラ付近にPublikaというショッピングモールがあります。
モンテキアラは海外からの駐在員が多く住み、駐在員御用達のショッピングモールとなっています。

モール内には至る所にアートが飾られており、お洒落な雰囲気です。
人気が高く、巨大なモールですが、聞いたことがない服屋や家具屋しかなかったり、地元では名の知れで美味しいけれど、ボロボロのラーメン屋を綺麗にデザインして入れたり、海外からの輸入品を取り扱うローカルのお店も多く出店して様々な工夫をしている・・・

にも関わらず世界中どこにでもあるはずのスターバックスやスワロフスキーといったグローバル・チェーンが一つも入っていません。
これを高城 剛氏は「反グローバルモール」と名付けています。

思えばアジア通貨危機の際にマレーシアのマハテイール首相はIMFからの支援を頑として断り、自力再建により復活しました。
その後も自国産業の保護政策は現在でも継続している偉大なローカル国家です。

一方、同じ通貨危機を迎えた韓国はIMFを受け入れ財閥は解体し、多くが外資資本下に入り、グローバル化しました。
しかし結局返済できずアジア開発銀行（実質日本）から65億ドル借りて、そのまま踏み倒し状態になっています。

“グローバル化＝発展”ととらえていないマレーシアらしいモールだと思います。

Plus PM Consultantは、ショッピングモールから工場まで日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
We are proud to support our clients through the Construction Management at Malaysia.