ブミプトラ政策

2月 23, 2015

マレーシアの中華系の技術者の方で子供3人を海外に留学させて、先日全員卒業させたという方とお話を聞きました。

ここマレーシアでは中華系の方が子供を海外へ留学させる事は珍しくありません。
日本の方は海外へ留学させるなんて余程、金銭的に余裕があるか教育熱心なのだろうと思われるかもしれません。

しかし理由は大変切実で、マレー人を経済的に優遇する国策「ブミプトラ政策」が影響しているのです。
学歴や資格が就職に影響するのは他の国と変わりませんが、マレーシアの場合、例えば同じ成績の学生が同じ大学に進学したいとしてもマレー人の方が優先的に進学でき、マレー人以外の枠が極めて少なく、将来のチャンスが極めて狭くなります。
よって、親は子供の為、無理してでも海外へ留学しようとするのです。

この方の場合、御子息が弁護士になりたいというのでイギリスで留学させ、法律の勉強をさせ、イギリスで弁護士の資格を取らせ、マレーシアで資格登録転用させ、先日弁護士事務所に就職させたと言っていました。
本人の努力は勿論、このような格差を跳ね除け努力しマレー人との格差を必至で埋めようとする中華マレーに脱帽した次第です。

このような話を聞くと日本は経済格差や教育格差が広がっていると言っても民族格差がある訳ではありません。
奨学金制度や補助金制度がありまだまだ恵まれた国なのです。

我々プラスPMローカル技術者と情報を密にし、日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
We are proud to support our clients through the Construction Management at Malaysia.

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