マレーシアの電気供給事情

1月 21, 2016

KLのある西マレーシアでは、日本の東京電力にあたるTENAGA Nationalが電力の供給を行っています。

我々建築プロジェクト上、気を付けねばならないアイテムの一つがこの電力供給です。

まずコストですが、電気供給量が少ないであろう地域に工場や大規模商業施設を建設する場合、どの中継局から供給するか、また商業施設の場合、非常時の2次供給を考えるか、周りに先んじて供給する建築物はないか?
という情報の有無で電気供給の負担金が大きく変わります。

日本のように電気供給に対して電力会社は負担してくれません。
ほぼ全額負担せねばなりません。

周りに施設が無く先んじて供給する場合、気を付けないと周りの供給分も負担させられる可能性もあるので注意が必要です。

次にスケジュールですが、まず日本でいう所の借室の建築スケジュールに配慮します。
何故なら電気供給の供給許可は建物内に併設する借室を作り、引き渡し検査が完了するまで供給許可申請が完了しないからです。

しかも申請してから実際供給されるまでTENAGA次第。

少なくとも半年、場合によっては1年以上も必要の為、実際に供給可能かどうか供給されるまでスケジュールを追い続けます。
供給が間に合わない場合、消防各種検査用に仮電気供給の交渉をせねばなりません。

インフラがまだまだ整備されない国では、建築前の電気・水道・電話等のインフラの調査が大変重要になってきます。

プラスPMはマレーシアを中心に、周辺諸国のインドネシア、タイ、ベトナム、カンボジアに於いて、工場建設、建設コストダウン、物流施設建設など各種プロジェクトを通じて日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
We are proud to support our clients through the Factory project, Commercial project, Condominium project and other project of Construction Management at over ASEAN area.

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