海外で見た現場の品質について マレーシア編

12月 18, 2013

私が見た海外の建設現場、マレーシア。(※たまたま見た現場の出来事です。)
東南アジアの先進国で見た現場です。

建設ラッシュのクアラルンプールで街を歩いていると、本当に多くの建設現場があります。
ただ、躯体が立ち上がっている現場は、日本人の感覚でみると、改修工事なのか新築工事なのかわからない・・・
大体新築なんですけどね。

また、躯体だけ立上って進まない現場があったり、解体工事が途中で止まっていたり、また突然動き出したり、
本当にわけがわかりません。
でもそんなことはよくある事らしい。

この間、ある現場で、柱の主筋がむき出しのままコンクリートを途中まで打って、止まっている現場がありました。
もちろんその主筋は錆だらけ。
その現場がしばらくたって動いていました。
その錆びた鉄筋の箇所は綺麗にとは言えませんがコンクリートが打ち継がれていました。
何気なしにASEANで多くの経験があるアーキテクトに
「錆はもちろんとってるよね?」
と聞いたところ、おそらく錆びた鉄筋のまま打っているでしょう、というビックリ回答でした。

アーキテクトが言うには、もちろん錆は落として打つのが原則、
但し、それを伝えてもしっかり見ておかないと現場はその通り動かない、という事でした。

これがこちらでの現実です。
こちらでは日本の常識という概念を捨てなければなりません。

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